偏差値50からの国語勉強法ー国語は「宝探し」と心得る


国語は数学や英語に比べて苦手意識を持つ学生は少ないけれども、成績が安定しないといった声があります。

それは、解法を心得ていないからです。

偏差値50だった私が、70にまで上げた勉強法をご紹介します。

 

国語ができるようになるには読書は必須なのか

数学は公式を覚えたり、方程式や関数といった単元ごとにそれぞれの解法があります。

英語でも単語・構文を覚えることで問題に対応できるようになっていくでしょう。

それでは、国語はどうでしょうか。

母国語であるがゆえに、小学校・中学校・高校でも解法というものを改めて教わった記憶がありません。

そして、私自身もそうであったように「何となく」解答し、「何となく」正解したり間違ったりしていないでしょうか。

ハマったときは成績がよく、悪かったときは調子が良くなかったといった適当な理由を付けてそのままにしている人が少なくないかもしれません。

思えば、中学校の時に、国語の先生に勉強法を聞いたときには「本を読みなさい」と言われました。

これには愕然とした記憶があります。

当時中学校2年生でしたが、受験直前ならば読書をしないと国語の成績向上はあきらめろということなのかと思ったからです。

恥ずかしながら、私は大学入学まで読書感想文のためにしか読書をしませんでした(つまり毎年1冊!)が、国語の偏差値は中学校で50から70にまで上げ、大学受験でも65程度はあったと思います。

国語の成績に読書は必須ではありません。確かに、読書好きな人は総じて国語の成績が良いです。

それは、国語が好きであるからに他ならず、教わらなくても自然と解法が身に付いているからなのです。

 

「次の文章を読んで後の問いに答えなさい」

それでは、国語の勉強法とは何なのでしょうか。

今回は古文や漢文といったものは除き、いわゆる現代文を想定していきます。

気にしたことがないかもしれませんが、こんな一文が必ずあるのをご存知でしょうか。

「次の文章を読んで後の問いに答えなさい」

これが、国語の勉強法を示す最大のカギとなります。

つまり、これから書いてある作者の主張を読み取って、それに合う選択肢を選んだり、抜き出し文を探しなさいということなのです。

私もかつてそうだったように、国語を苦手とする学生の多くは本文をろくに読まずに問題を読んで適当に解答しています。家庭教師の経験からも確認済みです。

例えば、こんな選択肢があったとして、合致するものを選ぶこととします。

ア. 他人の悪口は言ってはならない。

イ. 他人の悪口は多くの場合言ってはならないが、言ってもいいときもある。

ウ. 他人の悪口は言うべきである。

倫理観に照らして考えれば、ア.を選択しますが、作者の主張がイ.やウ.の場合ならば、そちらが正解になるのです。

与えられた文章が小説の場合は、登場人物の心情に焦点を当てた問題となることが多いので、なおさら文章をよく読むことが必要になります。

 

国語の成績向上のために必要な2つの力

上記の心得だけでも、成績は大きく変わりますが、そのほかに必要なものが2点あります。

読書好きな人はこれが自然に備わっているため、大きなアドバンテージになっているのです。

①語彙力

国語で出題される問題は大別すると、評論文と小説になります。

特に、評論文は環境問題や社会科学などがテーマとされ、使用される用語も難解なものが多くなります。

文章を読み進めるにあたって、ストレスなく読めるようなレベルのボキャブラリーは必要です。

中学生の私は、辞書を意味もなく引くのが好きだったことと本は読まずとも漫画は読んでいたため、読書好きに大きく水をあけられすぎることがなかったのかもしれません。

 

②読解力

当然ながら、作者が本文中で主張する内容を正確に理解する力が必要です。

その訓練として、普段の問題から問題文の選択肢を明確な根拠をもって選択するようにしていました。

例えば、前述の選択肢で仮にイ.が正解だったとします。

その時に、イ.を選んで終わりにするのではなく、何行目のこの部分が根拠となるからとか、ア.やウ.はこの部分が本文と相違しているため×といったところまでメモして解答していました。

これをすることで、何となく解いていた国語が自信をもって解答できるようになり、成績も安定してきましたので、おススメです。

 

国語は「宝探し」

大学受験の時に、塾で国語は受講していませんでしたので、有名な大手予備校ではもっとシステマチックな解法を教えているのかもしれません。

しかし、多くの学校や塾では国語の明確な解法を提示せず、問題を解かせては模範解答を解説しているだけというのが現状であると考えています。

勉強が苦手だった私は、中学時代に丸暗記をして(過去記事参照)、遠回りをしながら、国語の勉強法を考えました。

大学時代に経験した家庭教師のアルバイトでは、勉強が苦手な中学3年生を中心に担当させてもらい、最短距離を走って、成績を上げてもらいたいと思っていました。

その時に言っていたのは、「国語は宝探し」だということです。

端的に言えば、本文中にある言葉を丁寧に探して拾ってくるだけなのです。

国語の成績向上に読書好きかどうかは関係ありません。

夏が終わり、受験までは長いようであっという間です。あきらめずに直前まで頑張りましょう!

 

【編集後記】

今日は子どもが初めて梨を食べました。

普段、甘いものを食べていないからか新鮮な味覚なようで、おかわりをせがんでいました。

1歳半も味覚は大人と一緒なのでしょうか。