やってはいけない退職時のおこない


勤務する会計事務所で退職される方がいて、送別会がありました。

狭い業界ですので、後腐れがないのが一番。事務所の辞め方について考えてみました。

 

会計業界は狭い?

「この業界は狭いから」

会計業界でお勤めされている人なら、一度はこの言葉を聞いたことがあると思います。

ほぼすべての人間が専門学校(特に、TACや大原)に通うことになります。

入口はみんな一緒で、諸先輩方は概ねその延長線上を走っているからでしょうか。

受験生時代に、約20歳上の方とお話しした時に「専門学校の●●先生の講義を聞いていたけど、まだいる?」と聞かれたことがあります。

振替受講したことがあったため、話が弾みました。それにしても、職歴が長いですね。。。

また、前職の方とばったり鉢合わせるなんてこともあります。

私は実体験としてありますが、上場企業やフリーランスなどターゲットとしている市場が違う場合には、そのような機会はあまりないかもしれません。

 

立つ鳥跡を濁さず

マーケットが全く異なる場合には、以前の職場の人間とは業界内では疎遠になります。

私も個人事務所に転職してからは、上場企業の関連子会社を多く抱える前職の税理士法人には出くわしません。

ですが、喧嘩別れは避けるべきです。

どの業界にも当てはまる普遍的なことではあるでしょうし、円満退社ははっきり言って難しいでしょう。

しかし、作らなくていい敵を自分から作る必要はありません。

いわんや、前職で担当を持っていた会社に営業をかけるなどというのはご法度でしょう。

 

のれん分けを考えない

独立に際して辞める場合には、いわゆる「のれん分け」の問題があります。

初めから事務所の制度としてある場合や、自分が開拓したお客様ということで引き継ぐこともあるかもしれません。

独立する場合、勤めていた事務所のやり方を全て踏襲する方はいないと思います。

一方で、元来、人間は変化を嫌う生き物です。

変えることに、大きな抵抗を感じることもあるかもしれません。

スタートアップ時からお客様がいるということは、精神衛生上よいことです。

しかし、効率が悪い作業を切り捨てて、ゼロから作り上げていくことで成長につながると考えます。

「のれん分け」に頼らず、目先の小銭ではなく独立の目的を見据えることが大事だと信じています。

 

【編集後記】

今回辞められた方とは、半年も一緒に仕事をする機会はありませんでしたが人が辞めるのは寂しいものです。

これなら、自分が採用から面談まで携わった人が理由がどうあれ辞めた場合には、素直に受け入れることができるだろうか考えた時に、規模的拡大は目指せないなぁと実感しました。